【考え方】そもそも卓球ってどういうスポーツ?
卓人の皆様こんにちは!ムーです。
今日は卓球とはどういうスポーツなのかをまずは理解することから始めようと思います。
多くの方の試合を見ていると中級者レベルではあまり卓球を理解していないなぁと思う方を見かけます。
例えば「そのサーブ出したら、そりゃそこに返ってくるのになぜ慌てて打って、かつミスってるの??」
私が考える卓球というスポーツは以下の通りです。
「確率をいかに操作して、相手を自分の戦略にはめるスポーツ」
バトミントン、バレー、テニスなど他のネットスポーツも共通かもしれませんが、
卓球は特にこの特色が強いと考えています。
なぜならこれらと大きく異なるのは”ボールの回転量・方向に支配される”スポーツだからです。もはや曲芸と言っても過言ではないと思ってます。
ボールの回転に関してはまた後日触れていきます。
確率とは何か。
汚い絵ですが味と思ってください笑。
私は台の前に立ちプレーをする際このように台を4分割して常に戦術を考えます。
自分がサーブを持っている時が分かりやすいのでこれで説明します。
みなさんサーブを出す際何を考えますか?
”得意なサーブで点が取りたい””とりあえず入れておいて返ってきた球を全力で”
”特に何も考えない”。。。
相手が初級者のようであればいいかもしれませんが、相手が上手くなればなるほど返球率や精度は高くなります。
そこで私は以下のように考えます。
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例:相手(右利き)のバック前(絵②の前)に順横下を出す時
回転に逆らわずストップレシーブされるとすると②に返ってくるかな(確率40%)、
ストップレシーブが上手くない場合は③かな(30%)、
ラケット面を出すのが上手くない可能性もあると考えると④かな(20%)、
①には返ってこないだろう(10%)
よし、サーブを出した後は②+③=70%だからフォア側で待って先制攻撃だ!
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と言う具合です。
もちろん相手の技量、左右、立ち位置を見てこの確率は目まぐるしく変動します。
序盤の2セットほどを使ってこの確率の精度を上げることに専念します。
私たちレベルでは5セットマッチが多いと思うので、序盤2セットを上手く使うことで残り3セットで巻き返すことは十分可能です。忍耐強く試合に臨みましょう。
そこで上手い相手と対する時、負けてしまう時はどうでしょうか?
この想定している確率の低いところに返球できる相手です。
これはこちらの戦術を崩せる技量を持っていると言えます。
試合中に確率を絞れない相手にはボコボコにされることはあります。
「出すサーブがない」と思うことありますよね。
逆に皆さんの中には「自分より絶対上手くないと思う相手に負けた」と言う経験はないですか?
これは相手が技量がさほどない、でも入れることには長けている人で意図せず確率の低いところに返球できる人ではないでしょうか?
いつもと同じサーブ出してるはずなのに、いつもと違うところに返球されるな、といった具合です。
それでも先ほど述べたように徐々に確率の精度を上げていけば、対応できるようになるはずです。
これが確率を操作し、操作され合う(されてしまう)スポーツであるという所以です。
この考え方を持ちつつ、今度は返球された球を上手く相手のコートにボールを入れる技術が必要です。
そのためにフォア打ち、バック打ち、ドライブ、スマッシュなどが必要になるわけです。
確率の精度を高めるために自分のイメージ通りの回転量・方向を出すためのサーブ練習も必要でしょう。
自分が常にサーブを持っていれば、バックに集めてバックで勝負、フォアに集めて一撃。など特定の技術のみ磨けば良いかもしれませんが、ルール上そうではありません。
相手主導(サーブを持たれている時)も試合の半分あるわけでそれに応戦するためにも万編なく技術を身につけることが重要となってきます。
いきなり少し難しい話になってしまいましたが、皆さん試合で勝つために日々練習しているはずです。そこでまずは”そもそも卓球とは”という話をさせて頂きました。
一つ一つの技術についても今後解説させて頂きますね。
今日伝えたいこと
・卓球はボールの回転がとても支配的なスポーツで、それを理解したプレーが必要
・返球されたボールを上手く返球し返すために満遍なく技術を身につけることが重要
今日は以上です。長文になりましたが、この考え方で試合、練習内容を濃くしていきましょう!
ありがとうございました!
ムー